夏のツアー

毎年恒例になってきた、英心の実家、秋田県三種町、松庵寺の郷土祭り。
これに合わせて東北ツアーに出かけています。
今年もはこだて国際民俗芸術祭に呼んで頂いて、前後で秋田と札幌を加えプチツアーに行ってきました。


7月31日
午前中に練習。
夜は秋田の北、白神山地の麓、八峰町にあるしらかみカフェでのディナーライブ。
以前、能代の親子ライブで見て頂いたカフェのオーナーに気に入ってもらって実現しました。
リハーサル、サウンドチェクの時に、いろいろ試した結果ほぼ生音に近い状態
(声とギターを少し出し、それぞれのコーラスを少し返す程度)の音作りにまとまりました。
立派な音響機材をご用意してもらってたのに、すみません。
2ステージをゆったり、ディナーショーのようなステージ。
開かれた場所での営業的な演奏とはまた違い、落ち着いて音楽に集中できました。


8月1日
松庵寺郷土まつり。
秋田民謡にフラダンス、アフリカン太鼓にカポエラ、和太鼓にコロリダスというラインナップ。
今年で3回目、徐々に根付いてきて、今年も大盛況でした。

名司会、柴山さん。法話のような、落語のような。

世代を超える地域のお祭り。長く続くと良いなあ。


8月2日
午前中にPA機材等片付け。午後、函館へ移動。
青函フェリーって四時間かかります。


8月3日
札幌へ。DIXIE ROUXというニューオリンズスタイルのお店でライブ。
外観・内装などニューオリンズそのものらしく、長く住んでいた哲平さんも大興奮。
大興奮の様子はこちら
演奏も盛り上がり、美味しいご飯もたっぷりご馳走になりました。
「ライブをやってると苦情も来たりするけど、なんとか頑張ってる」と笑顔で語る店長の間瀬さんの人柄がサイコーです。
良いお店には楽しいお客さんが集まります。演奏も終わりしばらくすると間瀬さんはベロベロ。BGMも激しくなってきて、踊りだす人も。
大音量で扉を空け放ってパーティは続きました。これが苦情の原因じゃ?


8月4日
函館へ。はこだて国際民俗芸術祭の前夜祭的キックオフパーティ。
8割外国人。一曲目から踊り出し、360度囲まれカオスなライブになりました。


8月5日
はこだて芸術祭初日。
ブンダステージという、サブステージでの演奏。出番はトリです。


こちらのステージはお客さんも近いしスタンディングが多いので盛り上がる。
ラテン寄りの盛り上げセットでお届けしました。


8月6日
芸術祭2日目。午前中に、函館市内の幼稚園でパフォーマンス。
バングラディッシュの伝統舞踊でポカンとしてた後に、
じっとしていたストレスを発散するように飛び跳ねていた子供たちが印象的でした。


夜はメインのアトラスステージでの演奏。


ツアー最後の演奏ということもあって、気合が入りました。
落ち着いて盛り上げる、良い演奏が出来たと思います。


8月7日
一日で東京に帰ります。朝函館を出発。昼に青森着。
秋田の英心家に少し寄って、東京へ。
みんなを送って家に着いたのは深夜2時すぎ。
19時間の旅でした。


秋田の郷土まつりにしろ函館芸術祭にしろ、今回のツアーでは老若男女様々なお客さんの前で演奏する機会が多かったなと思います。
初めて見る方もいれば、コロリダスの事を好きで見てくれる人もいる。音楽が好きな人もいれば、通りすがりの方もいる。
その全員が楽しめるようなステージをしたいし、その中で好きな人にもっと好きになってもらえるようなスパイスや面白さ、刺激をちりばめた作品をつくりたいな、と思いました。


旅に出ると楽しくて忙しくてゆるく過ごしてしまいがちなのですが、今回のツアーでは、演奏パフォーマンスやMCを含めたステージングの事、バンドとしてのこれからの事、いろいろ話しながら、成長できた気がします。
これからのレコーディングや、この先の活動が楽しみです。